臨床研修

連携 放射線科専門研修プログラム

連携 放射線科専門研修プログラム

日本赤十字社愛知医療センター名古屋第一病院は連携施設として研修を実施します。

基幹施設

名古屋大学医学部附属病院
定員:若干名
採用試験:当院にて実施

2019年度 名古屋大学医学部附属病院放射線科 専門研修プログラム(PDF)

診療科の概要(PDF)

当院における研修環境

当院は名古屋大学医学部附属病院と連携して研修にあたります。当院は852床の急性期地域基幹病院で、放射線科は診断科と治療科に分かれ、診断科は常勤5人(全員が放射線科専門医)と治療科は常勤2人(1人が放射線科専門医)の体制で診療を行っています。両科共にカンファレンスに参加するなど他科とのコミュニケーションを取りながら診療を行っており、放射線診療に必要な臨床各科の知識の取得やアップデートを図ることができます。
 研修期間は2年または1年で、診断科と治療科の両方または診断科のみの研修の選択が可能です。診断科は、CT4台(2管球CT、320列CT、64列CT2台)、MRI3台(3T1台、1.5T2台)、PET-CT2台、ガンマカメラ1台による検査の読影を行っており、平均180-200件/日のレポートを作成しています。急性疾患や悪性腫瘍を中心に豊富な症例があり、後期研修で学ぶべき一般的な疾患をほぼ網羅できるのみならず、稀な疾患や画像所見も経験可能です。自ら画像を読影してレポートを作成し、その内容について放射線診断専門医の指導を受けることで、読影能力を身につけるとともに放射線診断に関する最新の知識を学ぶことが可能です。2年間の研修を選択した場合には、希望すればIVRに関しても専門機関で研修が可能です。
 治療科では、2台の高エネルギー放射線治療機(リニアック)を用いて年間約600件の症例の治療をしており、放射線治療の基本となる外照射について多数の症例を経験することができます。前立腺がん、全骨盤照射、脊椎転移のIMRTや、脳腫瘍、肺腫瘍、肝腫瘍の定位照射などの高精度放射線治療についても経験することができます。外来担当医として新患患者の受け入れ、診察手技を学び、担当した患者の治療計画を作成し、治療中の患者管理も行います。毎日行われるケースカンファレンスで、治療方針や治療計画のディスカッションをしながら、知識と経験を深めていきます。
 研修期間中に、少なくとも年1回の学会発表を行うことにより、研究面での基本的な知識の習得をサポートします。

研修後の進路

専門医取得後は、名古屋大学の大学院進学、もしくは名古屋大学関連病院での放射線科臨床を継続します。

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日本赤十字社 愛知医療センター