いわた血管外科クリニック

足の血液が心臓に戻らず逆流し、皮膚に近い部分にコブができる「下肢静脈瘤（りゅう）」。立ち仕事を続ける人や出産経験のある人に多く見られ、遺伝的な要因もあります。命に関わる病気ではないが、悪化すると色素沈着や潰瘍を起こし、生活の質が損なわれます。種類に応じて治療法は確立されており、大きな静脈瘤に適用するレーザー治療、ボンド治療では局所麻酔で身体的な負担は少なく、日帰り手術が可能。保険も適用されています。ただし、悪化してからでは炎症が治まるまで手術ができず、皮膚の黒ずみが消えないなど問題があります。下肢静脈瘤についての正しい知識を得て、早期に専門の診療科である「血管外科」に相談してほしいです。特に女性にとって足の美容は深刻な問題。手遅れになって後悔しないためにも、放置は禁物だということを伝えたいです。