患者さんの安全を第一に、高度医療機器による画像診断で異常発見に努め、
効果的な放射線治療を行います。
放射線科の特徴
画像診断(放射線診断科)
放射線診断科では、院内および院外の医師から依頼されたCT、MRI、核医学検査の画像の読影を行っています。
画像診断は、病変を発見し、その性状を診断することで患者さんの治療方針の決定に重要な役割を果たしています。放射線診断部では、4台のマルチスライスCT(コンピュータ断層画像・2管球128列1台、2層検出器64列1台、320列1台、64列128スライス1台)、3台のMRI(磁気共鳴画像・3T2台、1.5T1台)、2台のPET-CT、1台のガンマカメラが稼働しています。これらの高度医療機器を用いて、検査の最適化や質の向上に努めています。
緊急止血術などのIVR(画像下治療)にも、院内の医師からの依頼を受け対応しています。
放射線治療(放射線治療科)
手術、抗がん剤と並んで、放射線治療はがん治療の三本柱といわれて久しいですが、本邦においては諸外国に比べその整備は遅れを取っていました。近年、高齢化社会の到来とともにがん治療の中で放射線治療に求められる役割はますます増大しています。時を同じくして、がん対策基本法の制定により放射線治療の充実が強く求められています。
当院の放射線治療はコバルト装置の時代から長い歴史がありますが、そのような背景のもと、2009年の西棟完成時には高エネルギー放射線治療装置や周辺機器を一新し、治療装置1台体制で悪性腫瘍の放射線治療を継続していました。
しかし年々放射線治療件数は増加しており、1台の装置で治療可能な患者数の限界に達したため、それを解決すべく新規の放射線治療装置を増設し、2015年1月からは2台体制での診療に移行しています。同時に定位放射線治療(SRS/SRT)や強度変調放射線治療(IMRT)といった高精度放射線治療も開始しています。
放射線治療および画像診断に関する疑問がありましたら遠慮なくご相談ください。
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