医療機器の安全確保と有効性維持の担い手として
チーム医療に貢献しています
臨床工学技術課は、医療機器がいつでも安心して使用できるように保守点検を24時間体制で行っています。MEセンターでは、中央管理された機器を各部署へ安全に提供できるよう整備を行っています。臨床では、生命維持装置をはじめとする機器の操作、管理を行い、常に医療機器が安全に動作していることを確認しています。
管理業務・医療機器中央管理業務
医療機器中央管理業務
MEセンターにて医療機器管理ソフトを用い院内で使用する医療機器に対し専用のIDを割り当て、一元化管理をしています。
医療機器の使用後点検や定期点検などの保守点検や使用中の故障やトラブルなど幅広く対応しています。
MEセンター
臨床業務・血液浄化業務
血液浄化業務
透析センターおよびICU・救命センターまたは一般病棟の血液浄化療法を行っています。透析センターは6床であり、主に血液透析、アフェレーシス療法を施行しています。ICU・救命センターでは、持続的腎代替療法(CRRT)やエンドトキシン吸着療法(PMX-DHP)などの急性期血液浄化を行っています。また、成分採血業務では、遠心分離法による末梢血幹細胞採取(PBSCH)や骨髄濃縮なども行っています。
透析センター
血液浄化業務
成分採血業務
臨床業務・手術室関連業務
手術室関連業務
手術室における医療機器の管理や術中のトラブル対応をはじめに、ロボット支援手術や脳ナビゲーションシステム、術中運動誘発電位測定、自己血回収に用いる医療機器の準備や操作を行っています。
人工心肺業務
心臓外科手術時に用いる人工心肺装置の準備、操作を行っています。(2019年 開心術357症例)
2015年よりハイブリッド手術室において経カテーテル大動脈弁置換術(TAVI)が開始されました。臨床工学技士もハートチームの一員としてチーム医療に携わっています。
手術室 人工心肺操作
手術室 人工心肺操作
自己血回収装置操作
術中運動誘発電位測定
da Vinci業務
臨床業務・集中治療室業務
集中治療室業務(ICU・NICU)
集中治療室で使用される生命維持管理装置(人工呼吸器、持続的血液浄化装置、大動脈バルーンパンピング装置(IABP)、除細動器、一酸化窒素(NO)吸入療法装置、経皮的補助循環装置(ECMO)、保育器など)の操作、管理業務を行っています。
生命維持管理装置
人工呼吸器点検
臨床業務・心臓カテーテル/デバイス業務
心臓カテーテルセンターにて施行される経皮的冠動脈形成術(PCI)の際に使用されるRotablator、画像診断装置(IVUS:血管内超音波、OCT:光干渉断層撮影装置)などの治療に必要な機器の操作、管理を行っています。緊急症例時には、人工呼吸器、IABP、PCPSなどの対応もしています。ペースメーカーの埋め込みや外来、遠隔でのペースメーカーチェックなど、ペースメーカー関連業務も行っています。
心臓カテーテル業務
ペースメーカー業務
スタッフ
臨床工学技士17人 うち男性10人女性7人(2020年8月1日現在)
認定資格 | |
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透析技術認定士 | 5人 |
アフェレシス学会認定技士 | 1人 |
3学会合同呼吸療法認定士 | 6人 |
呼吸治療専門臨床工学技士 | 1人 |
不整脈治療専門臨床工学技士 | 1人 |
体外循環技術認定士 | 5人 |
臨床ME専門認定士 | 1人 |
認定集中治療関連検定試験 | 4人 合格 |
臨床検査技師(国家資格) | 5人 |