幅広い呼吸器疾患に対応し、他科、他職種と協力して
治療を進めています。
呼吸器は鼻から喉までの上気道と気管から肺に至る下気道に分けることができます。当科では主にこの下気道に起こる病気と縦隔といって肺と肺に挟まれている主に血管や心臓、リンパ組織から成る部位、それと中皮腫で話題になっている肺を包んでいる胸膜に起こる病気を扱っています。
病気の種類としては、インフルエンザ、風邪や肺炎といった感染症、肺がんをはじめとする腫瘍、気管支喘息といったアレルギー疾患、肺気腫と慢性気管支炎から成る閉塞性肺疾患、間質性肺炎、膠原病といった少し聞き慣れない病気などたくさんの病気があります。
全国的に見て内科の中では呼吸器内科医は不足しています。また当院は研修病院(各種学会の教育病院)という性格上、若い先生が多く、不安を抱かれる方もいらっしゃるかもしれません。そこで私どもが行っているカンファレンスについて少し紹介します。毎週科内で入院した患者さんを中心に治療方針について検討をしています。またキャンサーボードといって呼吸器外科、放射線科、病理科と協力してその週に新しく診断がついた主にがん患者さんの治療方針について検討を行っています。その他研修医の教育として、患者さんを一緒にペアで診ます。
院内では、院内感染対策チーム、呼吸器・モニター管理チーム、人工呼吸器管理チーム、緩和ケアチームなどに参加して活動しています。この活動を通して、他科で入院されている患者さんも診察することになります。
近隣の病院や診療所の先生方からの紹介も多く、地域医療連携室と協力して地域医療連携にも積極的に貢献し、今後も引き続き一人でも多くの患者さんにご満足をいただけるように努力をしていきます。
主な疾患
- 呼吸器感染症(インフルエンザ、かぜ症候群、肺炎など)
- 肺腫瘍(肺がんなど)
- アレルギー・免疫疾患(気管支喘息など)
- 慢性閉塞性肺疾患(肺気腫、慢性気管支炎など)
- 間質性肺疾患(間質性肺炎など)
- 膠原病
受付へのご案内