医療関係者へ

特殊高度診療機能

総合周産期母子医療センター

 「母になる特別な時を健やかに…妊産婦死亡ゼロを目指して」これはWHO(世界保健機構)の標語です。この標語を合い言葉に、当院は平成10年愛知県で最初の総合周産期母子医療センターとして、国から指定を受けました。
 現在わが国では、少産少子化が大変深刻な問題です。そのため政府は、出生率の低下に歯止めをかけようと周産期医療に力を入れています。そして各県に総合周産期母子医療センターを設置して周産期医療の中核病院としました。当院は、全国で12番目に指定されました。
 周産期医療とは、分娩前後の母親と子供の医療です。心臓病や糖尿病のある妊婦さん、妊娠高血圧症候群・切迫早産や多胎の妊婦さんは、妊娠中、特別 な注意が必要です。油断をするとおなかの赤ちゃんが危険にさらされます。時には、母親の命にも危険が迫ります。
 こういうリスクの高い妊婦さんが、県内のいろいろな病院・医院から私達の病院に送られてきます。この妊婦さんに適切な治療をおこなって、母親も子供も元気に退院していただくことが、総合周産期母子医療センター、すなわち当院の役目です。
 このセンターの中心がNICU(新生児集中治療管理室)18床と、MFICU(母体・胎児集中治療管理室)9床です。MFICUは、深夜でも3人の助産師・看護師が看護にあたります。最新の医療機器を備え、しかも産科の当直医は2名おります。したがって妊婦さんに何か異常がおきても直ちに処置が行えますし、夜中の手術も珍しいことではありません。そして、産まれてきた赤ちゃんは、すぐに隣のNICUに移され手厚い看護を受けます。
  現在、MFICUもNICUも満床あるいは、それに近い状態で動いています。とりわけ、MFICUには双子・三つ子のお母さんが入院しているため、おなかの赤ちゃんの方が母親の人数よりも多い状態が続いています。 当院はWHOの標語のもとに、全力をあげて周産期医療に力を入れています。