医療関係者へ

詳細な診療情報 いろいろな検査について

一般検査

 一般検査室では主に尿を扱っていますが、その他には便、髄液、穿刺液や感染症迅速検査などの検査や感染症迅速検査を行っています。尿は通常患者さんの苦痛を伴わずに採取できる為、よく検査に用いられます。
 尿は腎臓や尿路系の異常を知るだけでなく、全身の代謝の状態を広く反映しています。 尿の一般検査には生化学成分を調べる尿スクリーニングと、尿の中の沈殿物を顕微鏡で観察する尿沈渣があります。

尿スクリーニング

 自動分析機でブドウ糖・蛋白質・pH・比重・潜血・白血球・ビリルビン・ウロビリノーゲン・ケトン体・亜硝酸塩・色調・混濁を測定しています。
 1日約250件の検査を行っています。

尿沈渣

 尿には排泄される過程で様々な細胞や成分が混じります。尿を遠心分離してその成分を集め、染色して顕微鏡で観察します。
 腎臓、尿路に出血があると赤血球が、感染があると白血球と細菌が、腎機能が低下したときは円柱とよばれる蛋白成分が、悪性腫瘍の時は異常細胞などがみられます。
 当検査室では顕微鏡による目視(もくし)で1日約100件の検査を行っています。2009年5月からは尿中有形成分自動分析装置を導入し、検査の精度向上をはかっています。

主な尿検査の目的







検査項目 検査結果の説明
尿スクリーニング 腎、尿路系疾患や糖尿病の早期発見の糸口になります。
腎疾患で蛋白質や潜血が陽性になることがあります。
血糖が高いと腎臓での閾値を越え、尿糖が陽性になります。
腎臓、尿管、膀胱の結石、腫瘍で出血し、潜血陽性になります。
尿沈渣 赤血球 腎、尿路系の出血性病変の指標になります。
白血球 腎、尿路系の感染症や炎症性病変の指標になります。
上皮細胞 腎、尿路系隣接臓器に生じた病変組織由来の原因の推定に役立ちます。
円柱 腎機能障害、尿細管腔内の状態の把握の指標になります。
結晶・塩類 健常人においても認められる結晶・塩類があります。
代謝異常や薬物投与などによってみられる結晶成分があります。

「いろいろな検査」の目次

感染症迅速検査実施項目
検体種類 検査項目
鼻腔ぬぐい液 インフルエンザウイルス、RSウイルス、ヒトメタニューモウイルス
咽頭ぬぐい液 アデノウイルス、A群β溶血連鎖球菌、マイコプラズマ
尿 肺炎球菌、レジオネラ菌
便 ロタウイルス、アデノウイルス、ノロウイルス、クロストリジウムディフィシル(含む毒素)