診療科・部門

神経内科

当科の特徴と概要

 神経内科とは、少々聞き慣れない診療科ですが、内科の一分野として頭痛、めまい、しびれ、脱力、麻痺、物忘れなど、誰にでも生じやすい神経症状の原因を検索し、治療することを専門としている科です。
 こころの病気を中心に扱う精神科(神経科)や、ストレスに関連する身体の病気(心身症)を扱う心療内科とは異なりますのでご注意ください。

実績

新入院患者数

[ ]内は延数、( )内は救急患者

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
826 869 785 788 884
[ 23,187 ] [ 22,436 ] [ 19,795 ] [ 18,186 ] [ 20,448 ]
( 550 ) ( 555 ) ( 511 ) ( 544 ) ( 602 )

外来予約患者数

( )内は救急患者

2009年 2010年 2011年 2012年 2013年
24,188 25,855 26,297 26,439 26,877
( 1,195 ) ( 1,343 ) ( 1,398 ) ( 1,293 ) ( 1,277 )

 外来診療は、1診1日あたり約50名の再来診察に加え、毎日10~20名の新患の患者さんを診察しています。担当医の力量に応じて予約数を決めていますが、神経学的診察は、他の科の一般的な診察に比べ時間がかかります。
 また、緊急の対応を必要とされる場合も少なくないことから、予定通り診療が進まないことがままあります。予約時間の変更、遅延にはご理解、ご協力をお願いします。
 初診の方の、直接の予約はお受け出来ませんが、かかりつけの先生から地域医療支援室へご連絡いただければ、予約は可能です。是非ご利用ください。

その他

 当院は、専門医の数と診療実績に基づき、日本神経学会教育施設および、日本脳卒中学会専門医認定制度教育施設に指定されています。

診療の解説

  • 神経内科が専門とする疾患・病態

・脳梗塞、脳内出血などの脳血管障害(手術を必要としないもの)

・パーキンソン病(PD)、筋萎縮性側索硬化症(ALS)、脊髄小脳変性症(SCD)、多発性硬化症(MS)、重症筋無力症(MG)など頻度は低いものの、専門性の高い診療を必要とする神経難病

・社会の高齢化に伴い増加している、アルツハイマー病(AD)、レビー小体病(DLB)、ピック病、脳血管性認知症(VD)などの認知症

・プリオン、ウイルス、真菌、細菌、原虫など各種病原体による脳炎・髄膜炎、脊髄炎などの感染症

・様々な原因で生じる、脊髄、末梢神経、筋肉の内科的(外傷、腫瘍を除く)疾患

・振戦症、舞踏病、ジストニア、ミオクローヌス、眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚などの不随意運動症

・痙攣、意識消失発作などを来たす、てんかん性疾患

・神経症候を来たす、各種自己免疫疾患

・薬物の副作用に関連した神経症状

・意識障害を来たす各種内科疾患  などです。

  • 神経内科で行われる検査

 内科的診察に加え、ベッドサイドでの神経学的検査は不可欠ですが、画像診断としては、CT・MRI、機能検査としては、脳波・筋電図などの電気生理学的検査が基本となります。

 さらにアイソトープを利用し、認知症の鑑別や脳の血流量、神経変性疾患の有無を評価するSPECT。

 脳血管の性状と脳への血流を評価する、頚動脈・椎骨動脈の超音波エコー。

 末梢神経、筋肉の病理学的検査(生検)は、名古屋大学神経内科の専門医が来院して実施しています。

  • 神経内科で行われる治療

 治療の中心は薬物療法ですが、リハビリテーション科と綿密な連携をとり、入院患者さんには理学療法、作業療法、言語療法などを実施。
 嚥下障害には、口腔外科との連携による嚥下訓練を行っています。
 ギラン・バレー症候群、CIDP、重症筋無力症などには、腎臓内科の協力を得て、血漿交換、血液吸着療法なども行っています。
 眼瞼痙攣、片側顔面痙攣、痙性斜頚には、ボツリヌス毒素の局所注入療法を外来で行っています。
 残念ながら、神経疾患は完全には治癒しにくく、何らかの後遺症が残ることが少なくありません。
 後遺症を最小限にとどめ、早期に社会復帰できるよう、リハビリテーション科、医療社会事業部、在宅介護支援センターなどの協力を得て、病期・病状に適した療養環境の確保、介護保険などの福祉制度の有効利用、家庭での介護指導などに努め、包括的なチーム医療を行っています。
 地域医療連携室を通じて、診療情報の円滑な交換を図り、かかりつけ医の先生方との連携を重視しています。

  • 正確な診断と治療のための受診に際してのお願い

・他の医療機関に受診中の方は、是非とも(必ず)診療情報提供書(いわゆる紹介状)をお持ちください。病気の経過が分かり、無駄な検査が省略でき診断が早まります。

・治療中の方は処方内容をお知らせください。一見無関係にみえる薬が症状と関係があることがあります。

・心配な症状を整理してお話しください。いつごろから、どんな症状が、どこにおこり、どう変化しているか、必要なら箇条書きにしてください。神経疾患の診断には、自覚症状や症状の変化が最も重要な情報となります。

・診察しやすい服装、脱着衣が容易な服装で来院ください。神経学的診察では、全身をくまなく診ますし、直接肌に触れる必要がありますので。

  • 脳血管障害の診療

 救急医療機関として、脳梗塞、脳出血などの脳血管障害の発症直後の急性期の診療を、脳卒中科と一体になって担っています。24時間のオン・コール体制を敷いて、専門医が必要に応じて可及的速やかに診療に参加できるようにしています。

 終日、CT・MRI(拡散強調画像)が可能であり、発症4.5時間以内の脳梗塞に対するrt-PA静注療法を始め、超急性期脳血管障害は救命救急センターと連携し、集中的な診療を行っています。

医師の紹介

役職 氏名 学会認定医・指導医、その他資格等 専門
真野 和夫
副院長
神経内科部長
内科部長
真野 和夫 日本神経学会神経内科指導医・専門医、日本脳卒中学会脳卒中専門医、日本血液学会血液専門医、日本人類遺伝学会指導医・臨床遺伝専門医、日本核医学会PET核医学認定医・核医学専門医、日本内科学会指導医・総合内科専門医、名古屋市かかりつけ医認知症対応力向上研修修了、日本プライマリ・ケア連合学会プライマリ・ケア認定医 神経内科、臨床遺伝、神経生理
後藤 洋二
脳卒中科部長
(本務:脳卒中科)
後藤 洋二 日本内科学会指導医・認定内科医、日本神経学会神経内科指導医・専門医 神経内科、脳卒中
渡邉 はづき
神経内科副部長
渡邉 はづき 日本内科学会認定内科医、日本神経学会神経内科専門医
平野 聡子
医員
平野 聡子    
小森 祥太
医員
小森 祥太   神経内科
森 盟
医員
森 盟   神経内科
髙坂 勇輔
医員
髙坂 勇輔    

外来担当医表

受付時間:8:00~11:00

30番 真野/PM髙阪 平野 後藤 真野 後藤
馬渕 馬渕 渡邉 安藤
渡邉 小森 蛭薙 髙阪 平野

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